施術概要
脱力とは?
身体を使ったパフォーマンスをする人々にとって脱力は非常に重要なものです。
音楽家もその例に漏れず、全ての音楽家が脱力が重要なものであると認識し日々試行錯誤しているのではないでしょうか。 「もっと力を抜いて」 あなたもこの言葉を言われた、または生徒さんに言ったことがあるのではないでしょうか。 しかし、力を抜こうとがんばった結果、脱力できた人はいるでしょうか。 おそらくいないと思います。 力を抜いても脱力はできないのです。 どうすれば脱力できるのでしょうか? 脱力とは何なのでしょうか? 整体院 泉月では脱力の鍵はインナーマッスルにあると考えています。 インナーマッスルとアウターマッスルに明確な区別はありませんが、インナーマッスルの基本的な役割として、身体の内側の方にあり関節を調節し姿勢保持に働きます。 体幹という言葉もよく聞くかと思いますが、体幹もインナーマッスルのうちの一つです。 インナーマッスルが働くことで骨盤・背骨・各関節が理想的な状態に調節され、しっかりと土台を安定させることができます。 安定した土台に乗っているからこそ力のこもった動きができるようになります。 逆に、インナーマッスルが働いていない、すなわち土台の安定しない身体では、どんな動きをするにしても発揮できるはずの筋出力が得られず、無理やり筋肉を働かせることになってしまい、いくら意識しても脱力できないということに繋がります。 まとめると、脱力とは、① インナーマッスルが働き身体がしっかり安定した状態で行うパフォーマンスのことであり、その状態であれば、② アウターマッスルに余計な力が入っていない状態になれる、ということです。 脱力というとイメージとしては②の状態を思い浮かべるかと思いますが、①の状態を作れていないと②の状態には持っていけないということなんですね。 |
インナーマッスルを目覚めさせるアクシスメソッド®
このようにとても大事なインナーマッスルなのですが、残念ながらほとんどの人はインナーマッスルがうまく使えていません。
脱力しようとしてもできない人がたくさんいるのは、インナーマッスルが使えていない人がたくさんいるからなんですね。 このインナーマッスルが使えていない状態に対して整体院 泉月で取り入れているのがアクシスメソッドという手法になります。 アクシスメソッドとは、「中心軸」というものを身体に通すことにより身体が本来持っている力を発揮できるようにするメソッドです。 「インナーマッスルが使えるようになる」というのはアクシスメソッドの効果のうちの一つでしかないのですが、演奏と結び付けて説明しやすいので私はインナーマッスルの話をよくしています。 アクシスメソッドは具体的に何をするかというと、頭を軽くぽんぽんと触るだけです。 体験版ではほんの数秒ですが、たったそれだけでインナーマッスルが働くようになります。 受けた本人は「脱力しようと意識していない」のに脱力できてしまいます。 うまい話すぎて「何を言ってるんだ、こいつは」と思われるかもしれません。 受ける前は皆さんそうでした。 しかしその猜疑心はアクシスメソッドを受けた瞬間に払拭され、驚きと喜びと希望が入り混じった表情を見せてくれるようになります。 「自然と息が入ってくる」 「楽器を持つのが楽」 「支えや脱力など今まで意識してきたものは一体何だったのか」 「アクシスメソッドを受けた後は楽器が喜んでくれてる気がする」 「(楽器に対して)今までちゃんと使ってあげれてなくてごめん」 こんな感想を述べられます。 |
硬い身体に戻らないためにするべきこと
インナーマッスルを使えるようになるだけで上記のような効果が現れます。
しかしまだアウターマッスルが硬いままだと、インナーマッスルは本領を発揮してくれません。 整体院 泉月では、院長の藤本が今までの臨床で培ってきた膨大なデータに基づき、音楽家がよく使うため硬くなってしまう筋肉を把握しており、独自の整体法によりそれらを緩めていきます。 硬くなったアウターマッスルを緩めて、 眠っていたインナーマッスルを働かせる。 双方ともに重要であり、これらを並行して行っていくことにより、より早くより深い効果が得られます。 筋肉を緩めるだけでは本当の緩みは得られないし、 体幹トレーニングだけではインナーマッスルの強化はできません。 巷の整体やマッサージを受けても、その時は軽くなった気がするけどすぐ元に戻ってしまうのはこういったところにも理由があります。 単に硬くなった筋肉を緩めただけで、インナーマッスルが使えていない今まで通りの身体の使い方をしていては、また同じ筋肉を使ってしまうのでそこが同じように硬くなってしまうのは当然のことです。 |
「アレクサンダー・テクニークとは違うんですか?」と聞かれますが・・・
意識付けによって身体の使い方を変えていく、不必要な力が入らないようにしていくものがありますが(アレクサンダー・テクニークが有名ですね)、これは結局のところアウターマッスル優位に働いていた身体をインナーマッスル優位の使い方に変えていくものだと推測されます。
ただ、インナーマッスルを意識するのは容易ではありません。 ですので、アレクサンダー・テクニークを受けたことのあるクライアント様に聞くと、とっつきにくいしよくわからなかったという人が多いです。 よくわからないまま何となくワークを進めてもよくわからないままで終わってしまいます。 整体院 泉月では、インナーマッスルが使えている状態とはどういうものかというのをまず体験して頂きます。 そして、重心の位置、足が床に着いている感覚、息の通り、身体の正中に軸が通っている感覚などを訊いて、フィードバックして頂きます。 演奏しない段階でも半分くらいの人は「変わった!」と実感して頂けます。 その段階ではわからなくても実際演奏してみるとほとんどの人は「全然違う!」と喜ばれます。 こちらから訊かなくても、呼吸のロスのなさ、楽器の持ちやすさ、指の動かしやすさなどを自ら語って下さる方も多いですね。 楽器によって注目する箇所は様々ですが、一様に飛び出てくる言葉は 「楽に演奏できる」 ということです。 このようにまずは体験して頂きます。 アレクサンダー・テクニークを受けるにしても、この状態を知っているのと知らないのではまた効果が違ってくることでしょう。 |
効果はどれくらい持続する?
アクシスメソッドは体験版で3〜7日間、正規版で1ヵ月持続します。
しかし、残念ながら抜けやすい体質の方がいらっしゃいます。 理由の一つとして、身体の変化に意識を向けられないことが挙げられます。 施術によってたしかに音が変わったんだけど、身体のどこがどう変わったのかわからないという方は少数ですがいらっしゃいます。 そういった方は結局今まで通りの身体の使い方をしてしまい、インナーマッスルを使えずに徐々にまたアウターマッスルを使うようになってしまい、こわばった身体で演奏することになります。 そう聞くと「私もそうだったらどうしよう・・・」と不安になってしまうかもしれません。 そこで整体院 泉月では、自宅や練習の場で簡単にできるボディワークをお伝えしています。 このワークは、インナーマッスルを刺激してそこに意識が向くようになり、同時にアウターマッスルを緩めてくれる、というものになっています。 これを定期的に行うことで、アクシスメソッドで通った軸がさらに抜けにくくなり強固なものになります。 特に抜けにくい体質ではない人でも、このボディワークでさらなる効果が期待できます。 |